人気が高いキッチンの設備とは

キッチンは毎日の食事を作る場所であり、設備の選び方によっては調理や清掃に必要な時間と手間を大きく減らすことができます。人気が高いキッチンの設備にはさまざまなものがありますが、家族の食生活や家事の効率などを考慮して必要性を判断することが大切です。さまざまな設備の中でも人気が高いのはIHクッキングヒーターで、火を使わずに調理が可能で掃除の手間も省けます。この設備はオール電化住宅が人気となるのに伴い、急速に普及が進んでいるのです。IHとはInductionHeatingを略した言葉で日本語では電磁誘導加熱と呼ばれており、火を使わず電気による磁力線で鍋底を加熱します。

この設備は熱効率が優れており、プレート上にあるスイッチを指で触れるだけでとろ火から強火まで10段階ほどの調節ができます。火を使わないので調理中に衣服に燃え移ったり消し忘れたりする心配が不要です。凹凸のないフラットな形状になっているため清掃も簡単に行うことができ、吹きこぼれてもすぐに拭けば問題ありません。IHクッキングヒーターは安全機能が充実しており、鍋を外すと自動的に通電が切れます。切り忘れを防止する機能も備えているので安心です。

IHクッキングヒーターは扱いやすい設備ですが、基本的に土鍋やアルミなどを使えないというデメリットも存在します。オールメタル対応タイプならば金属全般を使用できますが、中華鍋などは使用することはできるものの底が丸く熱効率が悪くなるためあまり適していません。IHクッキングヒーターは安全性が優れていますが、調理中に加熱した油が発火する可能性があるので注意が必要です。安全に配慮して適切にIHクッキングヒーターを使用すれば、効率的に調理を行うことができます。

生ゴミ粉砕機とも呼ばれるディスポーザーも人気が高い設備の1つです。生ゴミを排水口に水と一緒に流し入れて、ディスポーザーのスイッチを押すと瞬時に細かく粉砕します。粉砕された生ゴミはシンク下の処理槽内で分解・浄化され、下水道に流れる仕組みです。この設備は分譲マンションで導入されるケースが多く見られますが、一戸建てに設置することもできます。

ディスポーザーを設置すると生ゴミが出ないのでシンクの三角コーナーが不要になり、悪臭や小バエの発生も防げることができ衛生的です。ゴミの量が減るため、ゴミ出しの手間を省けるというメリットもあります。ただし、貝殻や大きな魚の骨、タマネギの皮などは粉砕できないので注意が必要です。他に人気が高い設備には、センサーに手をかざすだけで吐水・止水が可能なタッチレス水栓や浄水器などさまざまなものがあります。キッチンの利便性を向上させたいのであれば、それぞれの特徴を把握した上で必要なものを設置するとよいでしょう。