住宅の省エネ設備の種類について

日本の一般的な家庭では全エネルギー消費量のうち約30%を冷暖房が占めています。省エネ性能の高い住宅は冷暖房によるエネルギー消費量を抑えることが可能です。省エネ設備にはさまざまな種類があり、室内の気温や湿度を快適に保つエアコンは2007年と2017年を比較すると約5%も性能が向上しています。約5%という数値を見ると少ないと感じるかもしれませんが、エアコンは消費電力量が多いため省エネ効果が高いです。

リビングや寝室など使用時間が長い場所に最新のエアコンを設置すれば、エネルギー消費量が抑えられて電気代も安くなります。また、エアコンを選ぶ場合には部屋の広さに合っているかどうかを確かめることが大切です。より効率的にエアコンを使いたいのであれば、換気を行い熱気を逃してから電源を入れることや、室外機の周囲を清掃しておきましょう。

省エネルギー住宅は断熱性能も優れており、冬は部屋の中の暖かい空気が逃げず、住宅内の室温がほぼ均一になります。北側にある浴室やトイレの寒さも軽減され、結露が起きないという点もメリットです。夏は室外から熱気が入らないため涼しく、小型のエアコンでも快適に過ごすことができます。

省エネ性能は住宅の窓や外壁などの外皮性能と照明や給湯、家電などによる一次エネルギー消費などが評価の対象です。外皮性能とは外壁や床、屋根や天井など、住宅を囲むあらゆる部分の性能であり、住宅外の暑さや寒さ、日射の影響で熱を損なわず温度を一定に保つものほど評価が高くなります。日射による影響を防ぐためには屋根に遮蔽塗料を使うのも効果的です。

一次エネルギー消費量を抑えたいのであれば、エアコン以外に冷蔵庫や液晶テレビなども最新のものにするとよいでしょう。冷蔵庫は2007年と2017年の製品を比較すると約49%もエネルギー消費量が少なくなっています。常に電源を切ることなく稼働している冷蔵庫を高性能なものに交換するだけで、大きな省エネ効果を得ることができるのです。冷蔵庫を効率的に使うことが可能になるインバータ制御タイプやノンフロン対応、高性能の断熱材を使用したものを選ぶのがおすすめと言われています。

液晶テレビは2010年と2017年を比較すると約34%もエネルギー消費量が少ないです。LEDバックライトや省電力機能を搭載したタイプを選べば高い省エネ効果を得ることができます。自動電源オフ機能や明るさ調整機能などを備えた最新の液晶テレビを導入すれば、エネルギー消費量が抑えられて電気代も安くなるのでおすすめです。