注文住宅の設備選びで失敗しないためのポイント
注文住宅は間取りだけでなく、設備や建材なども自由に選べるというメリットがあります。ただし、ハウスメーカーや工務店では基本的な仕様を決めていることが多く、十分に確かめず家造りを進めるとイメージとは違った仕上がりになる可能性が高いです。設備選びで失敗しないためには、家造りの進み具合に合わせて早めに行動することが大切になります。気がかりなことがあれば、遠慮なく施工会社のスタッフに相談しましょう。
家造りがある程度進んだ段階で設備が好みに合わないことが分かりプランや見積りの変更を行った場合、設計に影響が出たり契約金額を超えてしまうことがあります。建築確認申請を行った後は、構造に影響する変更が難しくなるので注意しなければなりません。注文住宅は設計の自由度が高い反面、早めに仕様を決めたりなどの準備を行うことが大切ですが、一度に全ての設備を決めるのは困難です。失敗しないためには、段階に応じた設備を選ぶための適切な方法を知る必要があります。
家造りのためにはまず施工会社や設備、建材やインテリアなどに関する情報は集めるのが通常です。そのため、専門誌の資料請求ハガキなどを利用してカタログを集め、希望の条件を明確化するとよいでしょう。キッチンや浴室などは間取りに関わるため小さな変更でも他の部分に大きく影響します。間取りに関わる部分や断熱性能、耐震性能などは慎重に検討が必要です。
候補となる施工会社が決まったら希望のデザインや間取り、設備・建材などを伝えてプランと見積りを出してもらいます。設備選びは入居後の使い勝手などに影響するので、多くの会社の商品カタログを請求して比較検討しましょう。各社のショールームを訪問して実物を確認するのも有効な方法です。
最適な施工会社を選んだら打ち合わせを重ねて具体的な間取りや設備・建材などを確定します。契約後に設備や設計を変更したりオプションを付けると、予算を超えてしまう可能性があるので注意が必要です。建築確認申請後は窓の位置など構造に関わる変更が難しくなるため、その前に全てのことを決めておけば効率的に家造りを進めることができます。
契約から着工までには数か月の期間があるのが通常です。その間に設備・建材の色や柄、オプションを決めることになります。色や柄は契約後でも選択・変更でき、サイズやレイアウトが変わらない場合には設計に影響しないため、設備の変更やオプション追加が可能です。コストに大きな影響を及ぼす選択や変更についてはより早い段階で決めておくと後から慌てずに済みます。